韓国旅行記 2日目
- 2014/04/13
- 19:05
韓国滞在の2日目は、ソウルから少し離れた郊外の都市、水原(スウォン)に向かいます。
在来特急で35分程にあるここは、中世の1794年に遷都を予定して作った城塞都市、
今でもその都市を一周する城壁が残っている事からユネスコ世界文化遺産に登録されたという経緯のあるところ。
アジアでも珍しい西洋の建築技術を用いて建設したとされ、
特に川を渡る城壁が見事とのこと。
朝の列車でソウルから一路水原へ。
到着したら小雨がパラついていて、
天気予報だと大丈夫だったのに、霧のようなもやが掛かっていたので大丈夫かなとは思っていたのですが、
傘を持ってきていなかったことを後悔しつつ外に出る訳です。
というか、ソウル周辺、ずっともやが掛かってるんですよね。
この時期特有の大陸の天気なのか、天気予報も『もや』(笑)
もやってなんだ?霧じゃないのかと思いつつ、北京近いしもしや?とは思ったけれど
深く考えない事にします。^^;
話が逸れましたが、タクシーで華城行宮へ。
韓国はタクシーが安いので移動にはオススメ。
初乗り300円程度で10分くらい走らせても500円ほど。
日本とたいして食べ物系の物価の変わらない韓国ですが、乗り物の単価がとても安い。
在来特急も35分走らせて300円程。韓国は積極的に移動して観光したい所だなと。
おっと、また話が脱線しましたね^^;

行宮とは王の住まい。天守閣などが無いので、
日本の場合だと二条城のような平城を意識してもらえるといいかと思います。

チャングムの誓いのパネルが。
ここも撮影地だったのでしょうか?色あせていてちょっと残念な感じになっています。

ちょうどいい時間に行けたみたいで、武芸24技という出し物が見れました。
日本と中国の武芸のいい所を取り入れたとされる伝統武芸は真剣を使ったもので
迫力満点。甲冑もトルコとか大陸の色が出ていてかっこいいですね。


長安門
華城の正門で、石積みアーチの2段の門、
城の防御力を高めるために門と門の間には城壁に囲まれた丸い空間があり、
1段目の門を突破してきた敵兵を上から狙い撃ちできるようになっている。

華虹門
城の中を流れる川を塞き止めないように、かつ城壁を途切れさせないようにと築かれた
川を渡る7段アーチの城壁。
橋がそのまま城壁になっているとは、土木工学的にも非常に珍しい建造物ではないだろうか。
日本の城は川を回りに配して深い堀を作って防御力を高めた構造のものが多い。
こういう風に、生活のために必要な水を城の中に大胆に取り入れるのは、
街全体を守らなくては行けない大陸の城の作り方なんだろうなと。
そろそろ小腹が空いたので、ガイドブックにも載っている華虹門のそばにある水原焼肉のお店へ。
ガイドブックには水原名物の味付カルビがお勧めされていたのだけど、
店に入って、地元の人達がみんなカルビスープを食べていたのでそっちを注文。

結構Shoは初めてのお店に行くと、メニューよりも他の席の人が食べているものの方が気になってしまって
同じものを頼むことが多いです。
そう、みんなが食べるものはきっと美味しいのです。
トロトロの骨付カルビのスープは甘くてだしが効いていて美味でした。

華西門
水原の城壁のハイライトといえば、ここ華西門。
何だこれ!?というような四角い塔のような楼閣、弧を描く門の前に突き出た城壁。
独創的過ぎてずっと見ていても飽きません。
城壁から飛び出た楼閣の中には兵士が詰めていて近づいてきた敵兵を上から狙い撃ちにできたそうです。
弧を描く城壁は騎馬隊で押し寄せてくる敵の突撃力を防ぎ、
かつ門に入るためには必ず守備兵に囲まれる形となるので守り易く攻めづらい形なのでしょうか。
城好きとしてはとても興味深い城門でありました。

桜のトンネル
桜というと日本のイメージですが、韓国も日本に負けず劣らず至る所に桜が植えられていて
春を告げる桜の美しさってのは万国共通の価値観なんだろうなと思いました。

お城の塀は石がレンガのように積み上げられているのですが、
その模様がなんともセンスが感じられてかわいいのです。
職人さんのセンスなのか、たまたまのか、考えているだけでも萌えますね。
半日ゆっくり町をプラついて、そろそろソウルに戻ろうと駅へ
自動発券機に行くと、機械がハングルオンリー^^;
行きは英語表記で買えたのに^^;
郊外に行くと途端にインターナショナル感が無くなるのは日本と同じなのかと思って
しょうがなくカウンターに並ぶ事に。
ちょうど10分後に発車する特急を取れたのだけど、ここで問題が。
座席シートNo.の表記がハングルになっていて自分の座席がわからない。
何じゃこりゃと、ホームで近くにいた英語がわかりそうな女の子に聞いてみると
『英語ダメ』とか言われつつ、身振り手振りで
・席なしチケット
という事がわかり、(カウンターでそんな事言ってなかったのに!)
30分くらいなら通勤と変わらないなと、しょうがなく車両のスキマで過ごしたのでした^^;
ソウルに帰ってきてまだ15時頃。
今度は夕飯がてら、北の方にある王宮『昌徳宮』(チャンドックン)へ行く事に。
1405年に建てられた王宮で、こちらもドラマ、チャングムの誓いのメインロケ地だった所だそうです。
こちらもユネスコ世界文化遺産ですね。

仁政殿
王の即位式や外国の使者との謁見などに使われた建物。
日本でも京都御所に同じような用途の紫宸殿がありますが、王の権威を見せるための建物ですね。

大造殿
王妃の寝殿だった所だそうです。室内はなんと洋室。
和洋折衷(いや、韓洋折衷か^^;)で、細かい意匠の施された障子が
何ともモダン。当時の人達の美的センスにうっとりしてしまいますね。

柱などについた模様は京都の神社仏閣でもよく見られます。
この辺りから中世の日本、韓国は同じ文化圏だったのだろうなと推測する訳です。

通路の先に見える景色、一本の木と、塀。
まるで額に入れたように美しい風景に出会いました。
韓国の王宮は近年復旧工事が著しいらしいので、きっと当時のものではないんだろうなと思いつつ^^;
韓国の王宮は通路を細かく塀で区切った建築が特徴的。
まるで迷路のようにいりくんでいて、一度方向感覚を失うとなんどもおなんじ所をぐるぐるさせられます。
大きさの割に一つ一つの居室が狭く、大部屋を襖で区切ってまわりに廊下を配する日本の書院造りとの違いが見られました。
チラ見のつもりがガッツリ歩いてしまい、気づいたらもういい時間。
ヘトヘトになりながら今日の夕飯へ。
宗廟のすぐ脇にある参鶏湯専門店の『土俗村』へ。

出てきた参鶏湯、実は本格的な参鶏湯を食べるのは初めてのsho、まるまる1匹鶏が入っているらしくビビります。
鶏の腹に朝鮮人参、クルミ、銀杏、栗、お米、等をつめて煮込んだスープで
お箸でほろほろ崩れるほどに柔らかい鶏肉。
中華圏には『医食同源』という考えがありますが、
参鶏湯はまさに『食べて元氣になる料理』なんだそうです。
歩き回って疲れた体に深いスープが染み込んでいきました。
ほくほく顔でゲストハウスに戻って、
歩き疲れたし、今日は軽くシャワーで済まそうと思ったらわけですね、
したら胸がズキンズキンと(笑)
もしかして、これは恋!?ではなくて、
シャワーが昨日の傷口にわりと滲みましてですね( ̄Д ̄;)
ここでもアカスリ親父のトラウマ(いや、心の傷というよりち○びの傷か?w)
がフラッシュバックした訳ですね。
というわけで、次の日はもう韓国最終日。
午前中だけ時間あるのでどこを散歩しようかなとか思いながら夜は更けて行くのでした。
参鶏湯効果でヒリヒリが良くなる事を祈りつつ…
次回につづく!
在来特急で35分程にあるここは、中世の1794年に遷都を予定して作った城塞都市、
今でもその都市を一周する城壁が残っている事からユネスコ世界文化遺産に登録されたという経緯のあるところ。
アジアでも珍しい西洋の建築技術を用いて建設したとされ、
特に川を渡る城壁が見事とのこと。
朝の列車でソウルから一路水原へ。
到着したら小雨がパラついていて、
天気予報だと大丈夫だったのに、霧のようなもやが掛かっていたので大丈夫かなとは思っていたのですが、
傘を持ってきていなかったことを後悔しつつ外に出る訳です。
というか、ソウル周辺、ずっともやが掛かってるんですよね。
この時期特有の大陸の天気なのか、天気予報も『もや』(笑)
もやってなんだ?霧じゃないのかと思いつつ、北京近いしもしや?とは思ったけれど
深く考えない事にします。^^;
話が逸れましたが、タクシーで華城行宮へ。
韓国はタクシーが安いので移動にはオススメ。
初乗り300円程度で10分くらい走らせても500円ほど。
日本とたいして食べ物系の物価の変わらない韓国ですが、乗り物の単価がとても安い。
在来特急も35分走らせて300円程。韓国は積極的に移動して観光したい所だなと。
おっと、また話が脱線しましたね^^;

行宮とは王の住まい。天守閣などが無いので、
日本の場合だと二条城のような平城を意識してもらえるといいかと思います。

チャングムの誓いのパネルが。
ここも撮影地だったのでしょうか?色あせていてちょっと残念な感じになっています。

ちょうどいい時間に行けたみたいで、武芸24技という出し物が見れました。
日本と中国の武芸のいい所を取り入れたとされる伝統武芸は真剣を使ったもので
迫力満点。甲冑もトルコとか大陸の色が出ていてかっこいいですね。


長安門
華城の正門で、石積みアーチの2段の門、
城の防御力を高めるために門と門の間には城壁に囲まれた丸い空間があり、
1段目の門を突破してきた敵兵を上から狙い撃ちできるようになっている。

華虹門
城の中を流れる川を塞き止めないように、かつ城壁を途切れさせないようにと築かれた
川を渡る7段アーチの城壁。
橋がそのまま城壁になっているとは、土木工学的にも非常に珍しい建造物ではないだろうか。
日本の城は川を回りに配して深い堀を作って防御力を高めた構造のものが多い。
こういう風に、生活のために必要な水を城の中に大胆に取り入れるのは、
街全体を守らなくては行けない大陸の城の作り方なんだろうなと。
そろそろ小腹が空いたので、ガイドブックにも載っている華虹門のそばにある水原焼肉のお店へ。
ガイドブックには水原名物の味付カルビがお勧めされていたのだけど、
店に入って、地元の人達がみんなカルビスープを食べていたのでそっちを注文。

結構Shoは初めてのお店に行くと、メニューよりも他の席の人が食べているものの方が気になってしまって
同じものを頼むことが多いです。
そう、みんなが食べるものはきっと美味しいのです。
トロトロの骨付カルビのスープは甘くてだしが効いていて美味でした。

華西門
水原の城壁のハイライトといえば、ここ華西門。
何だこれ!?というような四角い塔のような楼閣、弧を描く門の前に突き出た城壁。
独創的過ぎてずっと見ていても飽きません。
城壁から飛び出た楼閣の中には兵士が詰めていて近づいてきた敵兵を上から狙い撃ちにできたそうです。
弧を描く城壁は騎馬隊で押し寄せてくる敵の突撃力を防ぎ、
かつ門に入るためには必ず守備兵に囲まれる形となるので守り易く攻めづらい形なのでしょうか。
城好きとしてはとても興味深い城門でありました。

桜のトンネル
桜というと日本のイメージですが、韓国も日本に負けず劣らず至る所に桜が植えられていて
春を告げる桜の美しさってのは万国共通の価値観なんだろうなと思いました。

お城の塀は石がレンガのように積み上げられているのですが、
その模様がなんともセンスが感じられてかわいいのです。
職人さんのセンスなのか、たまたまのか、考えているだけでも萌えますね。
半日ゆっくり町をプラついて、そろそろソウルに戻ろうと駅へ
自動発券機に行くと、機械がハングルオンリー^^;
行きは英語表記で買えたのに^^;
郊外に行くと途端にインターナショナル感が無くなるのは日本と同じなのかと思って
しょうがなくカウンターに並ぶ事に。
ちょうど10分後に発車する特急を取れたのだけど、ここで問題が。
座席シートNo.の表記がハングルになっていて自分の座席がわからない。
何じゃこりゃと、ホームで近くにいた英語がわかりそうな女の子に聞いてみると
『英語ダメ』とか言われつつ、身振り手振りで
・席なしチケット
という事がわかり、(カウンターでそんな事言ってなかったのに!)
30分くらいなら通勤と変わらないなと、しょうがなく車両のスキマで過ごしたのでした^^;
ソウルに帰ってきてまだ15時頃。
今度は夕飯がてら、北の方にある王宮『昌徳宮』(チャンドックン)へ行く事に。
1405年に建てられた王宮で、こちらもドラマ、チャングムの誓いのメインロケ地だった所だそうです。
こちらもユネスコ世界文化遺産ですね。

仁政殿
王の即位式や外国の使者との謁見などに使われた建物。
日本でも京都御所に同じような用途の紫宸殿がありますが、王の権威を見せるための建物ですね。

大造殿
王妃の寝殿だった所だそうです。室内はなんと洋室。
和洋折衷(いや、韓洋折衷か^^;)で、細かい意匠の施された障子が
何ともモダン。当時の人達の美的センスにうっとりしてしまいますね。

柱などについた模様は京都の神社仏閣でもよく見られます。
この辺りから中世の日本、韓国は同じ文化圏だったのだろうなと推測する訳です。

通路の先に見える景色、一本の木と、塀。
まるで額に入れたように美しい風景に出会いました。
韓国の王宮は近年復旧工事が著しいらしいので、きっと当時のものではないんだろうなと思いつつ^^;
韓国の王宮は通路を細かく塀で区切った建築が特徴的。
まるで迷路のようにいりくんでいて、一度方向感覚を失うとなんどもおなんじ所をぐるぐるさせられます。
大きさの割に一つ一つの居室が狭く、大部屋を襖で区切ってまわりに廊下を配する日本の書院造りとの違いが見られました。
チラ見のつもりがガッツリ歩いてしまい、気づいたらもういい時間。
ヘトヘトになりながら今日の夕飯へ。
宗廟のすぐ脇にある参鶏湯専門店の『土俗村』へ。

出てきた参鶏湯、実は本格的な参鶏湯を食べるのは初めてのsho、まるまる1匹鶏が入っているらしくビビります。
鶏の腹に朝鮮人参、クルミ、銀杏、栗、お米、等をつめて煮込んだスープで
お箸でほろほろ崩れるほどに柔らかい鶏肉。
中華圏には『医食同源』という考えがありますが、
参鶏湯はまさに『食べて元氣になる料理』なんだそうです。
歩き回って疲れた体に深いスープが染み込んでいきました。
ほくほく顔でゲストハウスに戻って、
歩き疲れたし、今日は軽くシャワーで済まそうと思ったらわけですね、
したら胸がズキンズキンと(笑)
もしかして、これは恋!?ではなくて、
シャワーが昨日の傷口にわりと滲みましてですね( ̄Д ̄;)
ここでもアカスリ親父のトラウマ(いや、心の傷というよりち○びの傷か?w)
がフラッシュバックした訳ですね。
というわけで、次の日はもう韓国最終日。
午前中だけ時間あるのでどこを散歩しようかなとか思いながら夜は更けて行くのでした。
参鶏湯効果でヒリヒリが良くなる事を祈りつつ…
次回につづく!
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